冬ならではの景色が楽しめる小樽観光スポットと人気な屋内施設を紹介

2025年12月26日
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冬の小樽観光を徹底ガイド。雪に包まれた小樽運河や「青の運河」、温泉やサウナ、屋内観光、冬限定グルメまで、寒い季節にこそ訪れたいおすすめスポットを紹介します。

冬の小樽は雪が多くて観光できる場所が限られるのでは?と感じている方は多いのではないでしょうか。

確かに寒さが厳しい季節ですが、その分だけ冬にしか見られない絶景や体験がたくさんあります。雪と光が織りなす小樽運河の幻想的な景色、心も体も温まる温泉やカフェ、屋内でゆったり過ごせる観光スポットなど、寒さを忘れるほど魅力的な見どころが満載です。

本記事では、冬の小樽を存分に楽しむためのおすすめスポットを詳しくご紹介します。

※本記事の内容は2025年11月19日時点の情報に基づいています。現在の最新情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

旅先納税でかしこく旅をしよう

旅先納税とは

旅先納税はふるさと納税の制度を活用し、旅行や出張で訪れる予定または滞在中の地域に寄付を行い、返礼品として1円単位で使える電子ギフトを受け取れる新しい仕組みです。

寄付をスマートフォンから観光中でも行える上、受け取った電子ギフトをその場ですぐに利用できる点が大きな魅力です。返礼品の電子ギフトは地域内の飲食店や宿泊施設などで使えるため、旅にかかる実質の費用を抑えながら、旅をより満喫できます。

2025年11月時点で、全国94の自治体が旅先納税を導入しており、現在も増加中です。地域経済への貢献と併せて、より充実した旅の体験ができる新たなスタイルとして注目を集めています。

さっぽろ圏(札幌市、小樽市、岩見沢市、江別市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村、南幌町、長沼町)では、返礼品として「さっぽろ圏e旅ギフト」を導入しており、飲食店や宿泊施設、観光体験などの加盟店全店で利用可能です。

ふるさと納税とは

ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付することで、所得税や住民税の控除が受けられる国の制度です。加えて、寄付をした際に、地域の特産品や体験サービスなどの返礼品を受け取れます。

自己負担額は2,000円のみで、それを超える寄付分は年収や家族構成に応じて控除の対象になります。ただし、控除の上限を超えた分は全額自己負担となるため、事前にシミュレーションで確認しておくことが重要です。

条件を満たして活用すれば、自分が選んだ地域を応援しながら、実質2,000円で地域の魅力あふれる返礼品を受け取れる制度です。

冬の小樽観光ガイド

冬の小樽は雪景色とレトロな街並みが調和し、訪れる人を魅了する特別な季節です。ここでは、冬ならではの小樽観光の魅力や楽しみ方を紹介します。

冬の小樽の気温と服装の目安

小樽の冬は11月下旬から3月にかけて続き、12月の平均気温はおよそ−1℃前後です。日中でも氷点下になる日が多く、12月中旬には雪が積もって溶けにくい「根雪」となり、粉雪が街を覆う幻想的な光景が広がります。

北海道の中では比較的温暖な地域ですが、本州より季節の進みが早く、11月には冬支度を始める人が多く見られます。観光を楽しむ際は、防寒下着や厚手のニット、ダウンコートなどを重ね着し、マフラーや手袋、耳当てなどでしっかりと防寒することが大切です。坂道が多く雪道が滑りやすいため、滑り止め付きの靴やブーツを選ぶと安心して歩けます。

屋内は暖房がしっかり効いていることが多いため、脱ぎ着しやすい服装を心がけると快適に過ごせるでしょう。寒さ対策を整え、冬の小樽で雪と光が織りなす景色をゆっくりと楽しんでください。

冬の小樽観光で気をつけたいこと

冬の小樽では、雪や氷による路面の凍結が多く、転倒事故が起きやすいです。安全に観光を楽しむためには、滑りやすい場所や歩き方のポイントを知っておくことが重要です。

特に注意が必要なのは、横断歩道の白線や坂道、車の出入りがある歩道、そしてバス停やタクシー乗り場などです。これらの場所は雪が踏み固められやすく、見た目よりも滑りやすい状態になっていることがあります。

滑らないように歩くためには、歩幅を小さくして重心をやや前に置き、靴底全体を地面につけるように歩く「ペンギン歩き」が効果的です。また、滑り止め付きの靴や、靴に後から取り付けられるスパイクタイプのアタッチメントを利用すると安心です。

雪道では屋根からの落雪にも注意し、特に気温が上がる日には頭上にも気を配りましょう。時間に余裕を持ってゆっくり歩くことで、冬の小樽を安全に楽しめます。

冬にこそ訪れたい!小樽の魅力と楽しみ方

冬の小樽は、一面の雪に包まれた街並みとやわらかな明かりが調和し、どこを歩いても心に残る美しい情景を楽しめます。

冷たい空気の中で光がいっそう際立ち、昼と夜で異なる表情を見せる点が冬の小樽の魅力です。静けさに包まれた街を歩くと、雪の音や明かりのぬくもりが五感に心地よく響き、まるで時間がゆっくり流れているように感じられます。

また、冬は小樽の暮らしや文化をより深く感じられる季節でもあります。寒さをしのぐための工夫や、地域の人々の温かいおもてなしに触れることで、この街の優しさやぬくもりを実感できるでしょう。雪の中を歩くときの一歩一歩が、冬の小樽の魅力を体全体で感じさせてくれます。澄んだ空気と幻想的な光景に包まれながら、訪れる人それぞれが自分だけの特別な時間を見つけられること間違いなしです。

【冬の小樽運河】光と雪が織りなす幻想的な景色

冬の小樽運河は、街全体が雪に包まれ、光が水面に反射してきらめく幻想的な風景を生み出します。ここからは冬の小樽運河を堪能できるおすすめスポットを紹介します。

  • 青の運河
  • 小樽雪あかりの路
  • ナイトクルーズ

青の運河

otaru otarucanal
冬の小樽を美しく照らす「青の運河」は、街を象徴する冬のイルミネーションとして多くの人に親しまれています。

例年11月から1月にかけて、小樽運河の浅草橋から中央橋にかけてのエリアが青い光で包まれ、雪景色とともに幻想的な雰囲気を楽しめます。点灯時間は日没から22時30分頃までで、静かな夜の運河に青い光がゆらめき、水面に反射する様子がとても印象的です。

特におすすめなのは、空が深い青色に染まる日没直後の時間帯です。イルミネーションの光と空の色が調和し、まるで絵画のような景色を生み出します。澄んだ空気と雪が織りなす静寂の中で、冬の小樽ならではの幻想的なひとときを味わってみてください。

住所 北海道小樽市港町
アクセス 徒歩:JR小樽駅から約10分
車:札樽道小樽ICから約10分
公式ホームページ https://otaru.gr.jp/shop/otarucanal
電話番号 0134-33-1661(小樽観光協会)

小樽雪あかりの路

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「小樽雪あかりの路」は、冬の小樽を代表する明かりの祭典として、毎年2月に開催されています。1999年に市民の手で始まったこのイベントは、雪とキャンドルの柔らかな光で街を包み込み、訪れる人々にぬくもりを届けてきました。レトロな建物や石造りの街並みとろうそくの明かりが調和し、どこか懐かしく心が落ち着く雰囲気を生み出します。

メイン会場は小樽運河と旧手宮線跡地で、雪の上に無数のスノーキャンドルが並び、運河の水面には浮き玉キャンドルがゆらめきます。その光が雪や氷に反射して輝く様子は、まるで冬の夜空の星のように幻想的です。

このイベントは、規模の大きさよりも「心のつながり」を大切にしており、国内外のボランティアの協力によって支えられています。雪と光が織りなす静かな美しさは、訪れる人の心を優しく包み、冬の小樽にしかない特別な感動を届けてくれます。

住所 北海道小樽市運河会場他、市内一円
アクセス 運河会場はJR小樽駅より約10分
公式ホームページ http://yukiakarinomichi.org/
電話番号 0134-32-4111(内線7267 小樽雪あかりの路実行委員会事務局 小樽市産業港湾部観光振興室)
開催期間 2025年2月8日(土)〜2月15日(土)
17:00~21:00

ナイトクルーズ

otaru nightcruise
冬の夜、小樽運河をゆったりと巡るナイトクルーズは、街の魅力を別の角度から体感できる特別な時間です。約40分間のクルーズでは、キャプテンの案内とともに、小樽の歴史や文化に触れながら幻想的な夜の景色を楽しめます。

船上から眺める運河は、昼間とは全く異なる表情を見せます。ガス灯や建物の明かりが水面に反射し、揺らめく光がロマンチックな雰囲気を作り出します。デイクルーズよりも落ち着いた大人の時間を過ごしたい人にぴったりの体験です。

冷え込む夜の航海では、防寒対策を万全にして、光と雪が織りなす小樽の夜景をゆっくりと満喫してください。

住所 北海道小樽市港町5-4 小樽運河クルーズ
アクセス JR小樽駅から徒歩約10分
公式ホームページ https://otaru.cc/
電話番号 0134-31-1733
営業時間 小樽運河クルーズ様の公式ホームページをご確認ください
定休日 12/31、1/1

【ウィンターアクティビティ】雪を満喫できる体験スポット

冬の小樽では、街歩きだけでなく雪を存分に楽しめるアクティビティも充実しています。観光とアクティビティを組み合わせれば、小樽の冬をより深く味わえるでしょう。ここからは、小樽ならではのおすすめウィンターアクティビティを紹介します。

  • スノークルーズオーンズ
  • 小樽天狗山ロープウエイ・スキー場
  • えびす屋小樽店

スノークルーズオーンズ

otaru onze
小樽市春香町にある「スノークルーズオーンズ」は、海を眺めながら滑走できるロケーションが魅力のスキー場です。札幌から車で約45分とアクセスが良く、JR銭函駅からは無料の送迎バスも運行されています。

ナイター営業は毎日23時まで行われており、ゲレンデからは石狩湾の夜景を一望できます。日中とは異なるロマンチックな雰囲気の中で、夜のスキーやスノーボードを楽しめます。

センターハウス内には、売店の他レストラン「シーメイル」があり、小樽のご当地グルメであるあんかけ焼きそばなどの温かい食事が味わえます。便利な立地と充実した施設が整うスノークルーズオーンズは、観光客にも地元のスキーヤーにも愛される冬の人気スポットです。

住所 北海道小樽市春香町357番地
アクセス JR銭函駅から車で約5分
公式ホームページ http://onze.jp/
電話番号 0134-62-2228
営業時間 9:00〜23:00
定休日 なし
料金 1日リフト券
大人:5,000円
シニア・中高生:4,200円
小人:3,000円
アフターナイン券(21時販売開始~最終乗車まで乗車可)
大人:2,700円
シニア・中高生:2,200円
小人:1,600円
※その他4時間券、6時間券、1回券、11回券などの販売もあり

小樽天狗山ロープウエイ・スキー場

otaru tenguyama
小樽天狗山は、街と海を見渡せる抜群のロケーションで知られ、北海道三大夜景の一つに数えられています。ロープウエイで山頂まで上がると、眼下には小樽市街や港が広がり、晴れた日には石狩湾の向こうに暑寒別連峰や積丹半島まで望めます。その眺望は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星に選ばれたほどの美しさです。

天狗山スキー場は、民間として日本で初めてリフトを導入した歴史あるスキー場で、これまでに多くのトップアスリートを輩出してきました。最大斜度40度のコースからは、眼下に広がる街と海を眺めながら滑る爽快な体験が味わえます。滑走中に感じる風と視界いっぱいに広がる景色は、ここでしか得られない特別な魅力です。

初心者から上級者まで楽しめるコースがそろい、ナイター営業時には街の明かりが雪面に映り込んで幻想的な雰囲気を演出します。天狗山は、冬の小樽を象徴する絶景スポットとして多くの人に愛されています。

住所 北海道小樽市最上2丁目16-15
アクセス バス:JR小樽駅から約17分「天狗山ロープウェイ」下車
車:札樽自動車道小樽ICから約15分
公式ホームページ https://tenguyama.ckk.chuo-bus.co.jp/
電話番号 0134-33-7381
営業時間 9:00~21:00(時間短縮営業の場合あり)
定休日 なし(3月下旬~4月中旬、11月に整備運休あり)
料金 大人往復:2,000円(1,800円)
子供往復:2,000円(900円)
※()内は20名以上の団体の料金

えびす屋小樽店

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「えびす屋小樽店」は、京都・嵐山発祥の人力車ブランド「えびす屋」が展開する人気店の一つです。1992年に3台の人力車から始まり、現在では北海道から九州まで全国の観光地で旅人を案内しています。小樽では、石畳の街並みや歴史的建造物が残る運河エリアを中心に、人力車ならではの視点で街の魅力を紹介してくれます。

案内を務める俥夫(しゃふ)たちは、観光知識や安全運転の技術はもちろん、「訪れた人に小樽をもっと好きになってもらいたい」という思いを大切にしています。季節ごとの見どころや隠れた名所など、地元を知り尽くした彼らの軽快なガイドが、旅に温かみを添えます。

冬の人力車では、ひざ掛けとして毛氈(もうせん)が用意され、北国ならではの寒さの中でも快適に過ごせます。走るたびに感じる風や街の香り、そして俥夫との会話が、心に残る小樽の思い出をつくってくれるでしょう。

住所 北海道小樽市色内2-8-7
アクセス JR小樽駅から徒歩15分
公式ホームページ http://ebisuya.com/branch/otaru/
電話番号 0134-27-7771
営業時間 9:30~ 最終受付は季節により変動
定休日 なし
料金 おすすめプラン(30分〜)
2名乗車:10,000円~
1名乗車:9,000円~
「旧手宮線」めぐりプラン(45分)
2名乗車:15,000円
1名乗車:13,000円
小樽大満喫めぐりプラン(120分)
2名乗車:38,000円
1名乗車:31,000円 ※その他プラン多数

【温泉・サウナ】雪の小樽で心と体をほぐす極上の湯

冬の小樽は、街全体が白銀に包まれる幻想的な季節です。澄んだ空気の中を散策した後に恋しくなるのが、心まで温めてくれる温泉やサウナですよね。ここからは、雪の季節にこそ訪れたい小樽の癒やしの湯をご紹介します。

  • おたる宏楽園
  • サウナオタルアーチ
  • おがくず風呂 小樽イオンハウス

おたる宏楽園

小樽の自然に抱かれた温泉宿「おたる宏楽園」は、朝里川温泉郷の入り口にたたずむ癒やしの湯処です。札幌から車で約30分、小樽運河からも15分とアクセスしやすい立地ながら、広々とした日本庭園に囲まれた静けさが魅力です。

敷地内から湧く自家源泉「宏楽園温泉」は、pH8.4のアルカリ性単純温泉です。肌をやさしく包み込み、入浴後はすべすべになると評判の美肌の湯です。加水を行わず、地下約500メートルからくみ上げた新鮮な湯を毎日浴槽へ注いでおり、清らかなお湯を心ゆくまで楽しめます。大浴場「岩の湯」では、蔵造りを思わせる吹き抜けの内湯と、自然石を配した露天風呂が温泉情緒を演出します。さらに、セルフロウリュができる本格的なフィンランド式サウナや、地下水かけ流しの水風呂、ととのいスペースも備わっています。

宿泊はもちろん、予約をすれば日帰り入浴も可能です。心身をゆるやかに癒やす湯のぬくもりを、ぜひ体験してみてください。

おたる宏楽園は、さっぽろ圏の旅先納税加盟店です。ふるさと納税の返礼品として、寄付額の30%相当の電子ギフト「さっぽろ圏e旅ギフト」をお支払時にご利用いただけます。会計時にレジ付近に設置された二次元コードを電子ギフト画面から読み取り、金額を入力するだけで簡単にお支払いが可能です。

住所 北海道小樽市新光5丁目23-1
アクセス方法 車:札樽道朝里ICから約1分、JR小樽築港駅から約10分
バス:JR小樽駅中央バスターミナル2番乗り場朝里川温泉行乗車約23分、宏楽園下車
公式ホームページ https://www.otaru-kourakuen.com/index.html
電話番号 0134-54-8221(受付時間:9:00〜20:00)
入浴時間 15:00~22:00(日曜日~金曜日、祝前日は除く)
料金 大人(中学生以上):3,400円
子供(4歳~小学生):2,200円
e旅ギフト決済手段 QRコード決済
差額決済方法 現金可、カード可、売店のみ一部電子マネー可

サウナオタルアーチ

「サウナオタルアーチ」は、小樽市の朝里川温泉郷に誕生した完全予約制のサウナ施設です。プロデュースを手掛けたのは、サウナ愛好家として知られるエレガント渡会氏で、小樽の街とサウナ文化への深い愛情が込められた空間で、男女ともに水着を着用して利用するスタイルを採用しています。

施設内には、小樽の地名を冠した四つのサウナ室があり、それぞれ異なるコンセプトと温度設定で楽しめます。軟石造りをイメージした「朝里」は、HUUM製ストーブによるセルフロウリュでやわらかな熱を体感できる設計です。レンガ造りの「色内」は、オートロウリュ機能付きの高温サウナで、力強い熱気が特徴です。青の洞窟をモチーフにした「オタモイ」は、瞑想(めいそう)をテーマに落ち着いた空間が広がり、女性に人気の「手宮」では、室内に設置された水風呂でユニークな体験が楽しめます。さらに、7℃の冷水をたたえる「小樽運河レフト」や約15℃の「朝里ダム」など、複数の水風呂を備え、温度の違いによる「ととのい」を堪能できます。外気浴スペースやジャグジーも整備され、自然に囲まれながら心身をリセットする時間を過ごせます。

小樽の伝統とモダンなデザインが調和した「サウナオタルアーチ」は、雪の季節にこそ訪れたい癒やしのサウナです。

住所 北海道小樽市新光5丁目12番25号
アクセス 車:札樽自動車道朝里ICから約7分
バス:小樽駅前より約20分、小樽築港駅前より約10分
公式ホームページ https://otaru-arch.jp/
電話番号 050-8883-4137
営業時間 9:00〜22:00
定休日 火曜日
料金 平日:3,700円〜
休日:4,500円〜
小樽割
平日:2,960円〜
休日:3,600円〜

おがくず風呂 小樽イオンハウス

「小樽イオンハウス」は、自然の発酵熱を利用した独自の温浴法「おがくず風呂(酵素風呂)」を体験できる施設です。

ヒノキや杉、松といった針葉樹のおがくずに植物由来の発酵原液を加え、微生物の働きによって自然発酵を促進します。その発酵熱(約60〜70℃)を利用して温められたおがくずの中に10〜15分ほど入る、乾式タイプの温浴方法です。体感温度は約40℃前後で、身体の芯までじんわりと温めてくれます。人工的な熱源を使わず、微生物の発酵によって生まれる熱を利用するため、環境にもやさしいエコな温浴が特徴です。お湯を使わないため湿気が少なく、発汗を促しながらも肌への負担が少ない点が魅力です。木の香りに包まれたおがくずの中でリラックスすることで、血行促進やデトックス効果が期待できます。

冬の小樽で、自然のぬくもりを感じながら心と体を癒やすひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

住所 北海道小樽市桜1丁目22−24
アクセス 車:小樽運河(中央橋付近)から約15分
バス:バス停「桜町」下車、徒歩約7分
電車:JR「小樽築港駅」よりタクシーで約7~8分
公式ホームページ https://otaru-ion.com/
電話番号 0134-54-0010
営業時間 10:00~17:00
定休日 水曜日・木曜日
料金 大人(中学生以上):1,800円
小学生:1,000円
小学生未満:500円

【屋内観光】寒い日でも楽しめる人気スポット

冬の小樽は雪景色が魅力的な反面、冷たい風が吹きつける日も多く、長時間の屋外観光は少し大変なこともあります。そんなときにおすすめな場所が、天候に左右されず快適に過ごせる屋内スポットです。ここからは、寒い季節にも人気の屋内観光地をご紹介します。

  • おたる水族館
  • 北一硝子
  • 小樽オルゴール堂 本館
  • 小樽キャンドル工房
  • 小樽イルポンテ

おたる水族館

otaru aquarium
冬の小樽観光で人気の「おたる水族館」は、北海道の海や生きものを間近で感じられるスポットです。

冬の名物イベント「ペンギンの雪中さんぽ」では、ジェンツーペンギンたちが雪の上を歩く愛らしい姿を観覧でき、寒い季節ならではの癒やしを楽しめます。館内ではイルカやトド、セイウチのショーも人気で、海のすぐそばにある立地を生かした「海獣公園」では、野生に近い環境で暮らすアザラシやトドの姿が見られます。また、世界的にも珍しいネズミイルカの飼育や日本一冷たい水温約3℃のタッチプールなど、ここでしか体験できない展示が充実しています。

2025年の場合の冬期営業は12月13日(土)から2026年2月23日(月・祝)までで、期間中は年末年始を含め無休です。足を運ぶ際は冬季休業期間を確認しましょう。冬の小樽で、命の息づかいを感じる屋内観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。

住所 北海道小樽市祝津3丁目303
アクセス バス:JR小樽駅前ターミナルからおたる水族館行きで約25分、終点下車徒歩すぐ
車:札樽道小樽ICから道道17・454号経由 約20分
公式ホームページ https://otaru-aq.jp/
電話番号 0134-33-1400
営業時間 通常営業:2025年3月15日(土)~2025年11月24日(月・振)
冬期営業:2025年12月13日(土)~2026年2月23日(月・祝)
定休日 営業期間中は無休 ・年末年始も休まず営業
料金 大人(高校生以上 16歳以上):1,800円(1,500円)
小人(小中学生 6~15歳):700円(500円)
幼児(3~5歳):350円(300円)
※()内は15名以上の団体の料金

北一硝子

otaru kitaichiglass
北一硝子は、明治時代に建てられた石造倉庫を活用した館内で、ガラス工芸の美しさと小樽の歴史的な趣を同時に味わえます。色鮮やかなガラス製品が並ぶ「北一硝子三号館」やヨーロッパ文化を感じられる「北一ヴェネツィア美術館」、繊細なガラス作品を集めた「クリスタル館」など、見応えのある施設がそろっています。

体験工房では、砂を吹き付けて模様を描く「サンドブラスト体験」やとんぼ玉を組み合わせてオリジナルアクセサリーを作る「アレンジメント体験」が行われており、初心者でもスタッフの丁寧なサポートのもと、安心して挑戦できます。また、「北一ヴェネツィア美術館」では、イタリア製ドレスを着用して記念撮影ができる「貴族体験」も楽しめます。

見学や体験を満喫した後は、167個のランプが灯る「北一ホール」で一息つきましょう。温かな光に包まれながら、北海道の素材を使ったスイーツや飲み物を味えば、冬の小樽らしい癒やしの時間を過ごせます。

北一硝子三号館の詳細

住所 北海道小樽市堺町7-26
アクセス 徒歩:JR南小樽駅から約10分
車:札樽道小樽ICから約7分
公式ホームページ https://kitaichiglass.co.jp/
電話番号 0134-33-1993
営業時間 9:00~18:00
北一ホール9:00~17:30
定休日 なし

小樽オルゴール堂 本館

otaru orgel
小樽オルゴール堂本館は、堺町通り商店街の終点・メルヘン交差点に建つレンガ造りの歴史的建造物で、ノスタルジックな雰囲気が漂う人気の屋内観光スポットです。建物の前には名物の「蒸気時計」があり、店内に一歩入ると約3,200種類、約38,000点ものオルゴールが並ぶ幻想的な空間が広がります。

大正4年に建てられたこの建物は、旧共成株式会社の本社社屋として使用されていたもので、小樽市指定歴史的建造物にも登録されています。館内は吹き抜け構造の3階建てで、各フロアごとに異なるテーマでオルゴールやアンティーク品が展示され、100年以上の時を刻む建築の美しさも見どころの一つです。

また、訪れた人が自分だけの作品を作れる「手作りオルゴール体験」も人気です。ベースや飾りを自由に選ぶ「トッピングフリー」コースの他、組み立てを通して仕組みを学べる「ムーブメント組み立て」コースなど、多彩なメニューがそろっています。冬の寒い日でも快適に過ごせる館内で、音と光が織りなす癒やしのひとときを楽しめます。

住所 北海道小樽市住吉町4-1
アクセス 徒歩:JR南小樽駅から約7分
車:札樽道小樽ICから約10分
公式ホームページ https://www.otaru-orgel.co.jp/
電話番号 0134-22-1108
営業時間 9:00~18:00
定休日 なし
料金 入場無料

小樽キャンドル工房

小樽キャンドル工房は、かつて船の物資倉庫として使われていた歴史ある建築で、現在はやわらかな明かりに包まれた工房として多くの人を迎え入れています。北欧の素材を取り入れた落ち着いた空間は、街の騒がしさから少し離れて静かに過ごしたい人にぴったりの場所です。

店内には、職人の手で一つ一つ丁寧に作られたキャンドルが並び、やさしい光と香りが漂います。ワークショップでは、自分の好きな色や形を選んでオリジナルキャンドルを制作でき、手作りならではの温かみを感じながら特別な時間を過ごせます。溶けたロウがゆっくりと形を成す過程は、見ているだけでも癒やされる体験です。

小樽らしいノスタルジックな雰囲気と静かな明かりに包まれたこの工房は、冬の小樽観光で心と体を温めたい人におすすめのスポットです。

住所 北海道小樽市堺町1‐27
アクセス JR小樽駅から徒歩15分
公式ホームページ https://otarucandle.jp/
電話番号 0134-24-5880
営業時間 10:00〜18:00
定休日 12月31日、1月1日

小樽イルポンテ

小樽イルポンテは、小樽の思い出を自分の手で形に残せる体験型ガラス工房です。小樽運河や旧手宮線の散策の後に立ち寄るのにもぴったりで、観光と創作の両方を楽しめます。

店内に並ぶガラス製品は全て自社工房で職人が手作業で制作しており、透明感のある美しい色合いや、柔らかいフォルムが特徴です。ここでしか手に入らないオリジナルデザインの作品も多く、見ているだけで心がときめくでしょう。工房では、吹きガラス体験に参加でき、職人が丁寧にサポートしてくれるため初心者でも安心です。熱で溶けたガラスが息を吹き込むたびに形を変えていく工程は、まるで命を吹き込むような感動を味わえます。

完成したグラスや小物は、小樽旅行の記念や日常のインテリアとして長く楽しめます。無料の見学も可能で、冬の寒い日でも屋内で温かく過ごせる人気の体験スポットです。

住所 北海道小樽市色内2丁目1番19号
アクセス 小樽駅から徒歩約10分
公式ホームページ https://otaru-ilponte.com/
電話番号 0134-32-7880
営業時間 9:00~18:00
定休日 不定休
料金 吹きガラス体験:4,400円〜(1個制作、15分)
サンドブラスト体験:1,980円〜(1個制作、60分)
革小物制作体験:2,200円〜

【グルメ&休憩】冬こそ味わいたい小樽の味とぬくもり

雪に包まれる冬の小樽では、身体を温めてくれる料理やほっと一息つけるカフェ時間が旅の楽しみをより深めてくれます。観光の合間に立ち寄って、小樽ならではの味覚とぬくもりを感じる時間を過ごしてみてください。おすすめのグルメ&休憩スポットは、次のとおりです。

  • 小樽バイン
  • おたるワインギャラリー
  • 徳光珈琲銭函店
  • 小樽ビール 小樽倉庫No.1
  • 小樽出抜小路

それぞれのおすすめポイントを詳しく紹介します。

小樽バイン

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冬の小樽でゆったりと温かい時間を過ごしたい人には、ワインレストラン「小樽バイン」がおすすめです。明治期に建てられた旧北海道銀行本店を改装した建物は、小樽市の歴史的建造物に指定されており、石造りの重厚な空間に柔らかな明かりがともる店内は、まるで時がゆっくりと流れるような心地良さを感じさせます。

1996年の開業以来、北海道産ワインと地元・後志地方の旬の食材を使った料理を提供しており、魚介や肉料理、季節の野菜などをワインとともに堪能できます。料理とワインの組み合わせは絶妙で、寒い季節には心まで温まるひとときを演出してくれます。

併設のショップでは、食事で楽しんだワインや小樽限定ボトルを購入できるため、お土産にもぴったりです。小樽の歴史と味わいを感じながら、ゆったりとした冬の夜を過ごせる特別なレストランです。

小樽バインは、さっぽろ圏の旅先納税加盟店です。ふるさと納税の返礼品として、寄付額の30%相当の電子ギフト「さっぽろ圏e旅ギフト」をお支払時にご利用いただけます。会計時にレジ付近に設置された二次元コードを電子ギフト画面から読み取り、金額を入力するだけで簡単にお支払いが可能です。

住所 北海道小樽市色内1丁目8-6
公式ホームページ https://www.otarubine.chuo-bus.co.jp/
電話番号 0134-24-2800
営業時間 ランチタイム:11:30~15:00(ラストオーダー14:00)
ディナータイム:17:00~21:00(フードラストオーダー20:00)
定休日 不定休
決済方法 現金
クレジットカード(VISA / Master / JCB / AMEX / Diners / UnionPay)
電子マネー(交通系電子マネー)
QRコード決済(PayPay / d払い / 楽天ペイ / au PAY / Alipay / WeChat Pay)
さっぽろ圏e旅ギフト
e旅ギフト決済手段 QRコード決済
差額決済方法 現金、カード、電子マネー利用可

おたるワインギャラリー

おたるワインギャラリーは、小樽の豊かな自然と文化を感じながらワインを楽しめる癒やしのスポットです。1974年創業の北海道ワイン株式会社が運営しており、国産ぶどう100%にこだわったワイン造りを続けています。

小樽の丘に位置する館内は、2024年春のリニューアルで明るく開放的な空間に生まれ変わり、冬の観光でもゆったりと過ごせる温かな雰囲気に包まれています。施設内では、スタッフの案内で醸造から瓶詰めまでの工程を見学でき、ワインができるまでの奥深い世界に触れられます。4K映像で鶴沼ワイナリーの四季を再現した「ヴァーチャルヴィンヤード」や、希少なヴィンテージワインの展示なども見どころの一つです。

見学の後は試飲コーナーで受賞歴のある銘柄や限定ワインを味わいながら、北海道の大地が育む香りと味を堪能できます。雪景色の中で、心も体も温まる上質な時間を過ごしましょう。

おたるワインギャラリーはさっぽろ圏の旅先納税加盟店です。ふるさと納税の返礼品として、寄付額の30%相当の電子ギフト「さっぽろ圏e旅ギフト」をお支払時にご利用いただけます。会計時にレジ付近に設置された二次元コードを電子ギフト画面から読み取り、金額を入力するだけで簡単にお支払いが可能です。

住所 北海道小樽市朝里川温泉1丁目130
アクセス JR「南小樽」駅から車で約15分、キロロリゾートへ向かう国道393号(メープル街道393)沿い
公式ホームページ https://www.hokkaidowine.com/
電話番号 0134-34-2187
営業時間 9:00~17:00(年末最終日は15:00まで)
定休日 年末年始
料金 入場料無料
醸造所有料ガイドツアー:フルコース 6,600円(税込)
e旅ギフト決済手段 QRコード決済
差額決済方法 現金またはクレジットカード

徳光珈琲銭函店

小樽の海沿いに位置する「徳光珈琲 銭函店」は、落ち着いた雰囲気の中で本格的なスペシャルティコーヒーを味わえる人気のカフェです。

徳光珈琲は、代表が自ら世界中の農園を訪れ、品質を自分の目で確かめた豆だけを仕入れる徹底したこだわりを持っています。札幌市内に2店舗、小樽に1店舗を構え、豆の鮮度と焙煎技術に細心の注意を払っています。コーヒーの味わいを支えるのは、原料となる生豆の質と焙煎後の鮮度です。収穫から焙煎、提供までの全ての工程を丁寧に管理し、豆の個性を最大限に引き出す焙煎によって、雑味のない澄んだ味わいを実現しています。

また、カフェでは豆やオリジナルグッズの販売も行っており、自宅でも同じ味を再現できます。コーヒー教室などの取り組みも行い、一杯のコーヒーを通して「つくる・学ぶ・味わう」を体験できる、温もりあふれるスポットです。

徳光珈琲銭函店はさっぽろ圏の旅先納税加盟店です。ふるさと納税の返礼品として、寄付額の30%相当の電子ギフト「さっぽろ圏e旅ギフト」をお支払時にご利用いただけます。会計時にレジ付近に設置された二次元コードを電子ギフト画面から読み取り、金額を入力するだけで簡単にお支払いが可能です。

住所 北海道小樽市銭函2丁目2-8
アクセス 徒歩:JR銭函駅から約1分
公式ホームページ https://tokumitsu-coffee.com/shop
電話番号 080-7134-8245
営業時間 10:00〜19:00(L.O.18:30)
※土日祝のみ7:30開店
定休日 年末年始
e旅ギフト決済手段 QRコード決済
差額決済方法 現金、クレジットカード

小樽ビール 小樽倉庫No.1

小樽の冬にぴったりのぬくもりを感じたいなら、「小樽ビール 小樽倉庫 No.1」で味わうクラフトビールもおすすめです。小樽運河沿いに立つ歴史ある石造倉庫を改装したこのビアパブ兼醸造所は、1995年に誕生しました。店内にはドイツ製の醸造設備が並び、銅釜の輝きが温かな雰囲気を醸し出しています。窓辺の席からはライトアップされた運河を望め、冬の夜をしっとりと過ごすのに最適です。

ここで造られるビールは、ドイツの「ビール純粋令」に基づき、水・麦芽・ホップだけで仕込まれた本格派。ピルスナーやドゥンケル、ヴァイスといった定番の他、季節限定のフルーツビールやハーブビールも登場します。酵母が生きたままの「本物の生ビール」は、フレッシュで芳醇(ほうじゅん)な香りが魅力です。

料理は、ドイツ直伝のソーセージやグリル料理を中心に、地元食材を使ったメニューが豊富で、小樽の夜景とともに、心まで温まる味と時間を楽しめる人気スポットです。

住所 北海道小樽市港町5-4
公式ホームページ http://otarubeer.com/jp/
電話番号 0134-21-2323
営業時間 11:00〜22:00(Lo 21:00)
定休日 なし
決済方法 現金
クレジットカード(VISA / Master / JCB / AMEX / Diners)
電子マネー(交通系電子マネー / 楽天Edy / WAON / iD / QUICPay)

小樽出抜小路

小樽運河のすぐ向かいにある「小樽出抜小路(でぬきこうじ)」は、寒い季節でも温かい人情と味覚に包まれる人気の食の小路です。

明治から大正にかけての街並みを再現した通りには、石造りや木造の建物が軒を連ね、どこか懐かしい雰囲気が漂います。夕方になるとランタンの明かりが灯り、運河沿いの街が幻想的な光に包まれる光景は冬の小樽らしさを存分に感じさせます。通りには、旬の海鮮を使った和食や洋食、ラーメン、スイーツなど、個性豊かな飲食店が約20軒集まり、観光客だけでなく地元の人々にも愛されています。

「出抜小路」という名は、かつて港から荷物を運び出す際に使われた道に由来しており、今ではその歴史を受け継ぎながら新たなにぎわいを生み出す場所として親しまれています。運河の夜景を眺めながら、食と会話を楽しむひとときが、冬の旅にぬくもりを添えてくれます。

住所 北海道小樽市色内1丁目1
アクセス 徒歩:JR小樽駅から約10分
車:札樽自動車道小樽ICから約5分
公式ホームページ https://otaru-denuki.com/
電話番号 店舗により異なる
営業時間 店舗により異なる
定休日 店舗により異なる
決済方法 店舗により異なる
この記事に出てくる旅先納税できる場所
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