盛岡は観光するところが何もない?歴史と文化に触れられる名所を紹介

2025年12月26日
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「盛岡って観光地としては地味で、あまり見るところがないのでは?」と感じている方も多いのではないでしょうか。SNSでも「盛岡は何もない」といった声を見かけ、旅行先に選んでも楽しめるのか心配になりますよね。

しかし実際の盛岡は、落ち着いた街並みや個性豊かなグルメ、自然や温泉が徒歩圏内にまとまった静かに楽しめる観光地です。旅慣れていない方でも心地良い時間を過ごせる魅力が詰まっています。

本記事では、「盛岡には何もない」という印象が変わるおすすめの観光スポットを紹介します。

※本記事の内容は2025年11月18日時点の情報に基づいています。現在の最新情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

旅先納税でかしこく旅をしよう

旅先納税とは

旅先納税はふるさと納税の制度を活用し、旅行や出張で訪れる予定または滞在中の地域に寄付を行い、返礼品として1円単位で使える電子ギフトを受け取れる新しい仕組みです。

寄付をスマートフォンから観光中でも行える上、受け取った電子ギフトをその場ですぐに利用できる点が大きな魅力です。返礼品の電子ギフトは地域内の飲食店や宿泊施設などで使えるため、旅にかかる実質の費用を抑えながら、旅をより満喫できます。

2025年11月時点で、全国94の自治体が旅先納税を導入しており、現在も増加中です。地域経済への貢献と併せて、より充実した旅の体験ができる新たなスタイルとして注目を集めています。

盛岡市では、返礼品として「もりおかe街ギフト」を導入しており、飲食店や宿泊施設、観光体験などの加盟店全店で利用可能です。

ふるさと納税とは

ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付することで、所得税や住民税の控除が受けられる国の制度です。加えて、寄付をした際に、地域の特産品や体験サービスなどの返礼品を受け取れます。

自己負担額は2,000円のみで、それを超える寄付分は年収や家族構成に応じて控除の対象になります。ただし、控除の上限を超えた分は全額自己負担となるため、事前にシミュレーションで確認しておくことが重要です。

条件を満たして活用すれば、自分が選んだ地域を応援しながら、実質2,000円で地域の魅力あふれる返礼品を受け取れる制度です。

盛岡が「何もない」といわれる理由

盛岡が「何もない」といわれる主な理由は、次のとおりです。

  • そもそも期待のしすぎ
  • 有名スポットや映える場所が少ない
  • 冬は寒さと雪で観光しづらい
  • 都会でも田舎でもない中間地の印象
  • 観光導線やアクセスがやや不便

それぞれを詳しく解説します。

そもそも期待のしすぎ

盛岡に限ったことではありませんが、観光地に対して期待が過度に高まると、実際に訪れたときの受け取り方が大きく左右されます。

盛岡の場合は、SNSやテレビ、ガイドブックなどで「文化の街」や「歴史と自然が共存する場所」といったイメージが先に入るほど、旅行者は無意識に「非日常的な景観」や「有名スポットの連続」を思い描いてしまいがちです。

しかし盛岡は、派手な観光名所が点在する都市ではなく、素朴な街並みやゆったりとした時間が流れる地方都市です。そのため、事前の期待が膨らみ過ぎていると、現地で感じる落ち着きや静けさが物足りなさに変換され、「観光地らしくない」「思ったより何もない」と感じられてしまうことがあります。

有名スポットや映える場所が少ない

盛岡は落ち着いた景観が魅力である一方、派手な建造物や最新アトラクションのようなインパクトの強いランドマークは多くありません。

そのため、旅行先にSNS映えする写真を求めている人にとっては、目を引くスポットが少なく、「どこを撮ればいいのか分からない」「印象に残る場所が少ない」と感じられてしまいがちです。

また、盛岡の魅力は訪れた人がその場の空気を味わうタイプのものが多く、写真だけでは伝わりにくい点も特徴です。穏やかな川の流れや古い建物の風合い、街の静けさといった魅力は、SNS文化が進む今の旅行者にとっては地味に映ることもあるでしょう。

冬は寒さと雪で観光しづらい

盛岡の冬は気温が大きく下がり、氷点下になる日も珍しくありません。積雪や路面の凍結が起こりやすく、歩道が滑りやすくなるため、普段雪に慣れていない旅行者にとっては移動だけでも負担に感じられることがあります。

特に観光スポットの多くが屋外の散策型であるため、寒さが苦手な人には「楽しめる場所が限られる」「予定どおりに回れない」といった不安が生まれやすい環境です。

公共交通機関の本数が少ない時間帯やエリアでは、移動手段の確保が難しく、「行きたい場所があってもたどり着きにくい」と感じるケースも少なくありません。こうした冬特有の厳しさが重なることで、盛岡は「季節によっては楽しみにくい」「何もない」といわれる理由の一つにつながっています。

都会でも田舎でもない中間地の印象

盛岡は、市街地に必要な施設がそろっていて利便性が高い一方、少し歩けば川や山が身近に感じられるなど、自然も豊かな街です。

都市としての機能と落ち着いた環境が調和している点が魅力でもありますが、旅行者の中には「都会の便利さ」や田舎ならではの「非日常感」といった極端な特徴を求める人も少なくありません。

そのため、盛岡のように両方の要素がバランス良く存在する街は、良くも悪くも「どちらにも振り切れていない」と受け取られやすく、「思っていたより普通」「印象に残りにくい」という感想につながることがあります。

観光導線やアクセスがやや不便

盛岡市内には複数の観光スポットがありますが、エリアごとに点在しているため、徒歩だけで効率良く巡ることが難しい場合があります。

市内バスも運行していますが、時間帯によって本数が少なかったり、目的地まで乗り換えが必要だったりと、土地勘のない旅行者にはやや分かりづらい面があります。さらに冬季は積雪や凍結によって道路状況が悪くなり、車移動がしづらくなることもあります。レンタカー利用を考えている旅行者にとっては、冬道の運転に不安を感じる場面も多く、思うように移動できないことでストレスにつながりやすい環境です。

こうしたアクセス面でのハードルが重なることで、結果として盛岡が「観光しにくい=何もない」と誤解される理由につながっています。

盛岡を「つまらない」で終わらせない楽しみ方

盛岡の旅を「つまらない」で終わらせない楽しみ方のポイントは、次のとおりです。

  • 目的に合った観光エリアを先に決めておく
  • 冬は防寒と移動手段の準備をしっかり
  • 自然と街並みを一緒に楽しむ散策ルートを選ぶ

それぞれを詳しく解説します。

目的に合った観光エリアを先に決めておく

盛岡は見どころが広く点在しているため、あらかじめ「何を重視して巡るのか」を決めておくと旅の満足度がぐっと高まります。

例えば、歴史散策を楽しみたいなら盛岡城跡公園周辺、街歩きと買い物を組み合わせたいなら大通エリア、ゆったり過ごしたいならつなぎ温泉というように、目的に応じてエリアを絞ると効率良く回れます。

テーマを決めることで、盛岡の魅力もよりはっきり感じられ、満足度も高まるでしょう。

冬は防寒と移動手段の準備をしっかり

盛岡の冬は気温が大きく下がり、雪道や凍結で歩きにくくなることもあります。快適に観光するためには、防寒対策が欠かせません。滑りにくい靴や厚手の靴下、手袋、帽子などを用意しておくだけで、街歩きの負担が大きく変わります。

また、冬は移動手段の確保も大切です。バスの本数が限られる時間帯があるため、時刻表を確認しておいたり、タクシーアプリを入れておくと安心です。無理に車を使わず、公共交通機関を活用するのも安全です。

しっかり準備をしておけば、盛岡の冬ならではの静けさや雪景色を心地良く楽しめます。

自然と街並みを一緒に楽しむ散策ルートを選ぶ

盛岡の魅力は、自然と街並みが静かに寄り添う独特の景観にあります。中でも中津川沿いは、川のせせらぎや木々の揺れが心地良く、季節の移ろいを感じながら歩ける人気の散策スポットです。春の新緑や秋の紅葉、冬の雪景色と、訪れる時期によってまったく違う表情を楽しめます。

周辺には歴史ある建物や小さなショップ、落ち着いたカフェが点在しており、歩いているだけで盛岡らしい情緒を味わえます。観光名所を次々と巡るよりも、街の空気や自然をじっくり味わうコースを選ぶことで、「静けさ」こそが盛岡の魅力だと気づくはずです。

こうした散策ルートを取り入れるだけで、「盛岡は地味」「見るところが少ない」という印象も大きく変わり、旅全体の満足度が高まります。

歴史と文化に触れる盛岡の名所

盛岡には、古くから続く城下町としての歴史や、文学・建築など豊かな文化遺産が随所に残っています。街を歩けば、盛岡ならではの深い魅力に出会えるはずです。ここからは、歴史と文化の面から盛岡を味わえる名所を厳選してご紹介します。

  • 岩手銀行赤レンガ館
  • 盛岡城跡公園
  • もりおか啄木・賢治青春館
  • 盛岡八幡宮

岩手銀行赤レンガ館

盛岡市 岩手銀行赤レンガ館

盛岡の近代史を象徴する建築として知られる岩手銀行赤レンガ館は、赤レンガの外壁と丸みを帯びたドーム屋根が印象的な歴史的建造物です。

明治時代に銀行本店として建てられたもので、設計を手がけたのは東京駅を設計したことで知られる辰野金吾の建築事務所です。東北で現存する辰野式建築は非常に珍しく、当時の意匠がそのまま残る貴重な建物として国の重要文化財にも指定されています。館内は、旧銀行のたたずまいを感じられる展示エリアと、盛岡の金融の歴史を紹介する学習スペースに分かれており、当時使われていた金庫室や窓口カウンターなどを間近で見られます。

重厚な雰囲気が漂う内部空間は、盛岡が近代都市へと発展していく過程を知る手がかりとなり、歴史好きはもちろん、建築に興味のある人にも見応えのあるスポットです。

住所 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目2-20
アクセス 【バスの場合】盛岡駅よりバスで10分 →「盛岡バスセンター」のバス停で下車 → 徒歩1分で 岩手銀行赤レンガ館に到着。
【車の場合】盛岡ICより車で10分。
公式ホームページ https://www.iwagin-akarengakan.jp/
電話番号 019-622-1236
営業時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 毎週火曜日、年末年始(12/29~1/3)
料金 盛岡銀行ゾーン:一般300円、小中学生100円、未就学児童無料
※岩手銀行ゾーンは無料

盛岡城跡公園

盛岡市 盛岡城跡公園
盛岡の中心部に位置する盛岡城跡公園は、かつて南部氏の居城があった場所を整備した歴史公園です。市街地にありながら静かに過ごせる環境が広がり、石垣が美しく残る園内は、訪れる人々をゆったりとした時間へ誘います。

盛岡城は17世紀に完成し、堅固な石垣を持つ平山城として知られていました。現在は天守こそ残っていないものの、曲輪の形状や高く積まれた石垣などが当時の姿を思わせ、歩きながら城の歴史を感じられる場所として親しまれています。「日本の名城100選」「日本の歴史公園100選」にも選ばれており、四季ごとに異なる表情が楽しめるのも魅力です。

園内には石川啄木ゆかりの歌碑も点在し、歴史だけでなく文化の薫りも感じられるスポットとなっています。緑豊かな風景と歴史的遺構が調和したこの公園は、盛岡の過去と現在を同時に味わえる名所として、多くの人に愛されています。

住所 岩手県盛岡市内丸1番37号
アクセス 盛岡駅からバス10分、東北自動車道盛岡ICから車で20分
公式ホームページ https://www.moriokashiroato.jp/
電話番号 019-681-0722(NPO法人 緑の相談室)

もりおか啄木・賢治青春館

盛岡市 もりおか啄木・賢治青春館

盛岡の中心部にたたずむ「もりおか啄木・賢治青春館」は、明治時代の趣を残す近代建築を活用した文化施設です。かつて銀行として使われていた建物で、赤レンガと洋風意匠を取り入れた外観が特徴的で、20世紀初頭の建築技術を伝える貴重な存在として、国の重要文化財にも指定されています。

館内では、盛岡で若き日を過ごした石川啄木と宮沢賢治の作品・資料を紹介しており、二人がこの地でどんな青春期を送り、どのように創作へつながっていったのかを知れます。文学を通じて盛岡の当時の文化や暮らしに触れられ、静かに物語の世界へ入り込める場所です。

建物の1階には、啄木や賢治に関する展示コーナーの他、落ち着いた雰囲気の喫茶室が併設され、訪れた人がゆっくり休める空間が整っています。2階では企画展示や小規模なイベントが行われることもあり、文学だけでなく芸術文化全体を身近に感じられるスポットとして親しまれています。

住所 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目1-25
アクセス バス「盛岡バスセンター」下車後徒歩3分、「青春館前」下車徒歩0分
盛岡駅前からタクシー約10分
公式ホームページ https://seishunkan.jp/
電話番号 019-604-8900
営業時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
※喫茶あこがれ・ミュージアムショップ 10:00~17:30(ラストオーダー17:00)
定休日 毎月第2火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)
料金 無料(ただし、2階展示ホールは企画展により有料の場合があります)

盛岡八幡宮

盛岡市 盛岡八幡宮

盛岡の南部藩ゆかりの歴史を今に伝える「盛岡八幡宮」は、17世紀後半に創建された伝統ある神社です。長く地域の守り神として親しまれ、現在も多くの参拝者が訪れる盛岡を代表する社の一つです。

境内には、応神天皇をはじめとする由緒ある神々が祭られ、学問や商売繁盛、家内安全など幅広いご利益があるとされています。鮮やかな朱色の社殿は再建された比較的新しい建物ながら、精巧な彫刻や荘厳なたたずまいが見どころで、歴史を感じながら参道を歩くだけでも心が落ち着く空間です。

年間を通じて多くの祭事が行われるのも魅力で、正月の初詣やどんと祭、地域の伝統が息づく裸参り、秋の例大祭など、四季を通して活気にあふれています。訪れる時期によって違った表情を見せるため、盛岡の文化に触れたい旅行者にとって欠かせない名所です。

住所 岩手県盛岡市八幡町13-1
アクセス 盛岡ICから約15分
JR盛岡駅からバスで約15分
公式ホームページ https://morioka8man.jp/
電話番号 019-652-5211
営業時間 参拝は24時間
ご祈祷:9:00~17:00

盛岡ならではの暮らしと手仕事を感じるスポット

盛岡には、観光地としての華やかさよりも、土地に根付いた暮らしや職人の技が色濃く残るエリアが点在しています。ここからは、旅の途中でふと立ち寄りたくなる「盛岡の暮らしに出会える場所」をご紹介します。

  • 紺屋町
  • 光原社
  • 盛岡神子田朝市

紺屋町

盛岡市 紺屋町

中津川のほとりに広がる紺屋町は、盛岡の暮らしと手仕事の文化が今も息づく歴史地区です。川の水を生かした染物の町として発展した背景を持ち、通りには古い町家や商家が並び、歩くだけで穏やかな時間が流れるエリアとして人気があります。

紺屋町の界隈には、盛岡の生活文化を象徴する店が点在しています。例えば、竹細工や日用品を扱う老舗「ござ九」では、昔ながらの暮らしの道具に触れられ、南部鉄器の魅力を伝える「釜定」では、美しく実用的な鉄器が並び、職人技の奥深さを感じられます。また、紫根染めを専門とする店や、工房を併設した雑貨店など、手仕事を受け継ぐ小さな店が静かにたたずんでいます。さらに、紺屋町の空気を楽しめるカフェも点在しています。鉄瓶で沸かした湯を使ったお茶を味わえる店や小さなギャラリーを併設したカフェなど、旅の途中でひと息つくのにぴったりの場所が随所にあります。

川風を感じながら散策すれば、盛岡が大切に守り続けてきた暮らしの美しさに自然とふれられるでしょう。

住所 岩手県盛岡市紺屋町
アクセス 盛岡駅から徒歩約25分
公式ホームページ https://www.city.morioka.iwate.jp/
電話番号 店舗により異なる
営業時間 店舗により異なる
定休日 店舗により異なる

光原社

盛岡市 光原社

盛岡の手仕事文化を象徴する場所の一つが、静かな木立に囲まれた光原社です。民芸品を扱う店として知られており、店内には器や布製品、木工品など、職人の丁寧な仕事が伝わる品々が並びます。

光原社は、宮沢賢治が生前に刊行した童話集『注文の多い料理店』の出版に携わった場所としてもゆかり深く、敷地内には賢治をしのぶ碑や、作品世界を感じられる中庭が設けられています。展示室では、当時の資料や作品にまつわる紹介があり、盛岡が育んだ文化の一端にふれられます。併設の喫茶室「可否館」も旅の途中に立ち寄りたいスポットです。落ち着いた雰囲気の店内で、香り豊かなコーヒーと名物のくるみクッキーを味わえば、慌ただしい旅の時間もふっと緩んでいくでしょう。

買い物や散策の合間に、盛岡らしい静かなひとときを楽しめる場所です。

住所 岩手県盛岡市材木町2-18
アクセス JR盛岡駅から徒歩約10分
公式ホームページ https://morioka-kogensya.sakura.ne.jp/
電話番号 019-622-2894
営業時間 10:00~18:00
(1/5~3/14は~17:30)
※利用時間は変わる場合があるのでホームページでご確認ください。
定休日 毎月15日(15日が土日祝日の場合は翌日)

盛岡神子田朝市

盛岡市 盛岡神子田朝市

盛岡の素朴な暮らしをそのまま感じられる場所として人気なのが、地元の人々に長く親しまれてきた盛岡神子田朝市です。ほぼ毎日のように開かれる活気あふれる市場で、盛岡の生活のリズムを体感できます。

日の出前には、生産者が採れたての野菜や果物、山菜、季節の花などを次々と並べ、通りには朝の澄んだ空気と人々のやり取りが広がります。手づくりの惣菜や漬物など、家庭の味に近い商品が多いのも特徴で、旅先でありながら暮らしに寄り添う食文化にふれられます。

市場内には簡単な食事ができる屋台もあり、温かいひっつみ汁や素朴なおにぎりは、盛岡の朝を実感できる一品です。盛岡の日常に触れる体験が、旅の思い出をより深くしてくれるでしょう。

住所 岩手県盛岡市神子田町20-3
アクセス 盛岡駅からタクシーで約15分、盛岡南ICから車で約30分
公式ホームページ https://mikoda.jp/
電話番号 019-652-1721(神子田朝市)
営業時間 5:00~8:30
定休日 月曜日(ただし、祝日の月曜日は5月から12月まで営業)

自然と街並みを楽しむ観光スポット

盛岡の魅力は、歴史ある街並みと豊かな自然が無理なく共存している点です。ここからは、日常の騒がしさから離れて穏やかな時間を過ごせる、盛岡らしい景観スポットをご紹介します。

  • 南昌荘
  • マリオス展望台
  • 中津川

南昌荘

盛岡市 南昌荘

南昌荘は、盛岡の中心にありながら季節ごとの自然美をゆっくり堪能できる、静かな庭園建築です。明治時代に実業家の邸宅として整えられた空間で、池泉回遊式の庭園と落ち着いた和風建築が調和したたたずまいは、盛岡の歴史的景観を象徴する存在となっています。現在は邸宅が盛岡市の景観重要建造物、庭園が国の登録記念物に指定され、地域が大切に守り続けてきた文化を感じられます。

庭に一歩足を踏み入れると、春の花々や新緑の濃淡、紅葉に染まる秋、そして雪に覆われた冬景色と、どの季節にも心惹かれる表情があります。縁側に腰掛けて庭を眺めたり、広い廊下を風を感じながら歩いたりと、昔ながらの建物だからこそ楽しめる時間の流れも魅力です。

館内では展示会や茶会などの催しが行われることもあり、自然に加えて地域文化とふれあえる機会も豊富です。盛岡らしい静けさと自然の美しさを感じたい人に、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

住所 岩手県盛岡市清水町13-46
アクセス 盛岡駅東口から約20分
盛岡ICから約15分
盛岡駅東口バスターミナル12番乗り場「水道橋行き」に乗車 約7分 「下の橋町」下車 徒歩5分
公式ホームページ https://www.iwate.coop/kankyou/nanshousou/
電話番号 019-604-6633
営業時間 夏季(4/1~11/30):10:00~17:00
冬季(12/1~3/31):10:00~16:00
定休日 毎週月・火曜日、年末年始
料金 大人400円、小中学生200円
※10人以上は団体割引有り

マリオス展望台

盛岡市 マリオス展望台

盛岡の風景を一望したいときに立ち寄りたい場所が、JR盛岡駅のすぐそばに立つ「マリオス」最上階の展望台です。駅から徒歩数分とアクセスが良く、天候に左右されにくい屋内施設のため、寒い季節や移動が多い旅の途中でも気軽に絶景を楽しめるスポットとして親しまれています。

20階の展望スペースに上がると、市街地の広がりや岩手山の雄姿、北上川の流れまで一度に見渡せるダイナミックな眺望が眼前に広がります。冬には街並みが雪化粧し、澄んだ空気の中で白く輝く山々とのコントラストが美しく、盛岡ならではの季節の景観を快適な室内から味わえる点が魅力です。

時間帯によっても見える表情は変わり、夕暮れに染まる街や夜景など、ふと足を止めて眺めたくなる風景が広がります。

住所 岩手県盛岡市盛岡駅西通2丁目9-1
アクセス 盛岡駅西口より徒歩3分
盛岡I.C.より約10分
バス「盛岡駅西口」下車 徒歩1分
公式ホームページ https://www.malios.co.jp/observation_room/
電話番号 019-621-5000(株式会社盛岡地域交流センター)
営業時間 9:00~18:00
定休日 マリオス全館休館日(元日)
料金 無料

中津川

盛岡市 中津川

盛岡の中心部を東西に流れる中津川は、自然の美しさと街の風情を同時に楽しめる散策スポットです。川沿いには歩きやすい遊歩道が続き、四季によって表情が変わる景観が旅人を迎えてくれます。透明度の高い川には水鳥が羽を休め、秋には遡上(そじょう)してくる魚の姿が見られることもあり、市街地にいながら自然の息づかいを感じられます。

川に架かる橋を渡ると、景色は少しずつ変化します。歴史を感じる趣ある橋や、落ち着いた色合いの町家、蔵造りの建物が並ぶ通りなど、盛岡の古い街並みが随所に残っています。一方で、赤レンガ造りの建物や文化施設、南部鉄器の店なども点在しており、歩きながら多彩な表情を楽しめる点も魅力です。

中津川のすぐ近くには盛岡城跡公園があり、石垣や緑と組み合わさった景観は、城下町として栄えた盛岡の歴史を今に伝えています。川の流れと街の風景が自然に溶け合う中津川周辺は、盛岡らしい「静かな美しさ」を味わえる散策ルートとして訪れる価値の高いスポットです。

住所 岩手県盛岡市
公式ホームページ https://www.odette.or.jp/
電話番号 019-604-3305((公財)盛岡観光コンベンション協会)

盛岡ならではの味を楽しめるグルメスポット

盛岡には、古くから受け継がれてきた名物料理から、地元で愛され続ける個性的な一杯まで、多彩な「盛岡の味」がそろっています。ここからは、初めての旅行でも外さない定番の名物から、知る人ぞ知るローカルフード、落ち着いて楽しめるカフェまで、盛岡らしさを感じられる味どころをご紹介します。

  • 盛岡三大麺
  • ラーメン
  • カフェ・喫茶店

盛岡三大麺

盛岡市 盛岡三大麺

盛岡を訪れたらぜひ味わいたいグルメが、街を代表する「盛岡三大麺」です。

一口ずつ次々におわんが差し出され、にぎやかな掛け声とともに楽しむわんこそばは、盛岡の食文化そのものともいえる体験型グルメです。また、小麦麺に肉味噌と薬味を混ぜて仕上げ、最後は溶き卵の「ちーたんたん」で締めるじゃじゃ麺も、シンプルながら奥深い味わいが魅力があり、旅行中にも気軽に立ち寄れる人気メニューです。

そして、盛岡名物として全国的に知られるグルメが盛岡冷麺です。強いコシと弾力ある麺、澄んだスープ、キムチの辛みが合わさる独特のハーモニーが特徴です。なかでも広く親しまれているお店が「ぴょんぴょん舎」です。昭和62年創業の老舗で、牛骨・鶏ガラをじっくり煮出したコク深いスープと専用工房で作られるしなやかな麺に高い評価を得ています。焼き肉や韓国料理、自社工房生産のマッコリ「セン」など、食事全体を通して盛岡の味わいを楽しめる点も魅力です。

盛岡観光の合間に、三大麺の食べ比べをしてみるのも旅の良いアクセントになるでしょう。

ぴょんぴょん舎は全て盛岡市の旅先納税加盟店です。ふるさと納税の返礼品として、寄付額の30%相当の電子ギフト「もりおかe街ギフト」をお支払時にご利用いただけます。会計時にレジ付近に設置された二次元コードを電子ギフト画面から読み取り、金額を入力するだけで簡単にお支払いが可能です。

ぴょんぴょん舎 盛岡駅前の詳細

住所 岩手県盛岡市盛岡駅前通9-3
公式ホームページ https://www.pyonpyonsya.co.jp/
電話番号 019-606-1067
営業時間 11:00~23:00(ラストオーダー22:00)
定休日 なし
決済方法 現金
クレジットカード(VISA / Master / JCB / AMEX / Diners)
もりおかe街ギフト

ラーメン

盛岡の名物として「三大麺」が良く知られていますが、実はラーメン文化も根強い人気があります。そのなかでも全国的にファンが多いお店が、個性的な味づくりで知られる柳家総本店です。

看板メニューの 「キムチ納豆ラーメン」 は、一見意外な組み合わせながら、盛岡では「外せない名物ラーメン」として語られるほどの人気ぶりです。納豆のうまみとキムチの辛みがスープに深みを与え、コシのある麺と良く絡む唯一無二の味わいが魅力です。最初の一口よりも食べ進めるほどクセになる味で、観光客はもちろん地元の常連にも愛されています。

多店舗展開しながらも「個性」と「素材へのこだわり」を大切にしており、丁寧に作られた一杯に出会えます。盛岡を訪れたら、定番麺に加えてこの一杯も試してみてください。

柳家総本店は全て盛岡市の旅先納税加盟店です。ふるさと納税の返礼品として、寄付額の30%相当の電子ギフト「もりおかe街ギフト」をお支払時にご利用いただけます。会計時にレジ付近に設置された二次元コードを電子ギフト画面から読み取り、金額を入力するだけで簡単にお支払いが可能です。

住所 岩手県盛岡市大通2丁目1-23サンクイーンビル 1F
公式ホームページ https://ramen-yanagiyagroup.com/
電話番号 019-651-9100
営業時間 11:00~03:00(L.O 2:30)
日曜のみ11:00~24:00
定休日 なし
決済方法 現金
クレジットカード(VISA / Master / JCB / AMEX / Diners)
電子マネー(交通系電子マネー / 楽天Edy)
QRコード決済
もりおかe街ギフト

カフェ・喫茶店

盛岡の街歩きには、長く愛され続けるカフェや喫茶店の存在が欠かせません。レトロな風情を残しつつ、それぞれが独自の個性を持ち、旅の途中でほっと一息つける居心地の良さがあります。

例えば、1970年代に誕生した「ティーハウス リーベ」は、紅茶を中心に多彩なメニューをそろえた老舗で、クラシカルな空間が魅力です。手書きのメニューなど、どこか懐かしい雰囲気に包まれながらゆったりと過ごせます。盛岡駅前の「カプチーノ詩季」は、通勤客や旅行者に長く親しまれてきた一軒で、香り高いコーヒーや甘いトーストが人気です。店頭の大きなエスプレッソポットが目印です。さらに、櫻山神社近くの「パァク」は、冬になると登場する特製ホットケーキが名物です。素朴で温かな店内は、冷えた体をやさしく包み込むような安心感があります。

どの店も盛岡の日常に根づいており、旅先でゆっくりと「街の空気」を味わいたい人にぴったりです。

この記事に出てくる旅先納税できる場所
岩手県 盛岡市
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